睡眠と睡眠障害について③

睡眠と睡眠障害その3

横浜市青葉区の訪問専門 工藤はり灸治療院 工藤真です。

今回は寝酒や金縛りについてもお伝えいたします。

寝酒について 

眠りに入りやすくなりますが、睡眠の質が悪くなり目が覚めやすくなります。

またアルコールの利尿作用によりトイレが近くなります。寝酒は効果が低い割には毎回の酒量が増える傾向がありアルコール依存の心配が出てきます。

睡眠剤を使用している場合は飲酒により副作用が強く出現する恐れがあります。

お酒が好きな人は寝酒したい時があると思いますが、美味しいお酒を楽しむためにも質の良い睡眠を取りましょう。

夢遊病

夢を見ていてその通りに行動するのが夢遊病だと思う方は多いのですが実は違います。実際は夢を見ない深い眠り状態のノンレム睡眠時に発生するのです。

夢遊行動中の人は話しかけられても一応対応しますが、はっきりとした受け答えや反応はない事が多いです。放っておいても自然に寝床に戻って普通の睡眠に戻る事が多いです。もし危険な場所に近づくようなら対応しましょう(階段やストーブに接近など)

また似た睡眠障害でレム睡眠行動障害というのがあります。これはレム睡眠の最中に、本来は緩むはずの筋肉が緩まずに活動できるため、夢の通りに行動してしまうという状態です。

夢遊病は子供に多く見られますが、レム睡眠行動障害は50代以降の男性が多く、パーキンソン病などの神経疾患が影響すると言われています。

金縛りとは?

レム睡眠時は脳が働いているので少しの刺激で目が覚めやすく夢も見やすい状態ですが、体の方は休んでいる状態です。通常はレム睡眠中でも目覚めると体の力も入るのですが、脳と体の連携が上手くいかず、意識があって動こうとしても動けない事に。そこに夢の影響とレム睡眠時の自律神経の乱れによる恐怖感が加わると金縛りといわれる状況に!

寝てすぐの金縛り状態は生体リズムの乱れや疲労が原因で脳はまだ起きているのに体がいきなりレム睡眠にはいいてしまったために起きる現象と言われております。

頻繁に金縛りにあう人はしっかりと体調を整えましょう。

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