睡眠と睡眠障害その2。
横浜市青葉区の訪問専門 工藤はり灸治療院 工藤真です。
どうも成人の5人に1人位は不眠の悩みを抱えているそうですが
患者様からも寝むれない、寝つきが悪い、夜中に目が覚める、寝た気がしない、寝たはずなのに日中しんどい!などの日常生活に影響がある訴えが多いです。
タイプ分け
入眠困難:なかなか(30分~1時間以上)眠る事ができない。
中途覚醒:眠りにつけるが、何度も目が覚めてしまう。
早朝覚醒:起きる時間の2時間以上前に目が覚めてしまう。
熟眠障害:眠りが浅い、睡眠時間のわりに寝た気がしない。
原因
生理学的な要因:早出や夜勤など不規則な生活が続いて体内時計の乱れが起こる。
身体的要因:痛み、かゆみ、咳が出るなど
心理学的要因:過度のストレス、極度の興奮・緊張など
精神学的要因:うつ病などで出現する妄想や幻覚など
薬理学的要因:薬の副作用、アルコール、カフェインなど
例:明日は遠足→楽しみで興奮して不眠(心理学的要因)
最近出張が多くて疲れ気味(生理学的要因)→でも明日は会議
→極度に緊張して不眠(心理学的要因)→よし寝酒だ!・・・不眠(薬理学的要因)
上記5つの要因があり、複数の要因が絡む事により発症する事が多いです。
また高齢者の場合は加齢に伴う生体リズムの変化が原因の事もあります。
例をいくつかご紹介します。
・夜中の4時位には目が覚めて朝までグッスリできないと訴えがあり詳しく聞くと・・・20時にはベッドに入る→8時間寝る→4時には起床など
・トイレが近いため何度も目が覚めてしまい寝た気がしない
・関節痛などで寝つきが悪く、痛みで何度も目が覚める
・昼寝をするため夜遅くまで寝むれない
皆様、当てはまる要因はありましたか?
個人の身体は皆違います。患者様それぞれの症状に対して当院では頭鍼療法などを用いて安眠に近づけるようサポートしております。
次回は寝酒や金縛り等についてお伝えします。