心肺停止と死亡の違いは?

横浜市青葉区の訪問専門 工藤はり灸治療院 工藤真です。

患者様からいただいた質問についてお答えします。。

今回は【 心肺停止と死亡の違いは? 】をお伝えします。

あまり耳にしたくない単語ですが、どちらも災害や事故などの報道では多く出てくる言葉ですね。

【 心肺停止とは 】

心臓も肺の動きも止まった状態です。

心肺停止でもAED(自動体外式除細動器)を使用したり、心臓マッサージや人工呼吸などで蘇生する可能性があるため、死亡状態とはいえません。

【 死亡とは 】

日本では、心停止と呼吸(肺)停止のほかに、脈拍停止や目の反応(角膜や瞳孔の反射など)を確認して医師が宣言しなければ「死亡」とはならず、医師以外の者が死亡を宣言することはできません。

事故や災害などで、明らかに死亡している人が発見された場合であっても、警察や消防では死亡の宣言ができないのです。
報道で伝えられる「心肺停止の状態」は、死亡しているはずだけど・・・まだ医師の診断ができていない状態が多いそうです。

医療や救助の現場では色々な定義が飛び交い、被害者にあった方の家族が混乱する事が多いようです。

次回はもう一つの死、【 脳死や植物状態 】についてお伝え致します。

関連記事

  1. 重傷と重症の違い

  2. 重体と重症の違いは?

  3. 脳死と植物状態の違い

PAGE TOP